法華三昧 奉修
法華三昧(参進の様子)
祓所にてお祓いを受け、神職先導のもと、御本殿へ向かいます。
9月16日 午後1時00分より
法華三昧(ほっけざんまい)
法華三昧とは、天台宗九州東教区寺院・六郷満山寺院の僧侶により奉修される神前読経です。
天台宗を開いた伝教大師最澄は、803年に桓武天皇より勅許を戴き「入唐求法」のため難波津(今の大阪港)を出港しました。途中暴風雨に遭い、九州の地に1年3カ月留まることになった最澄は、宇佐八幡に詣で入唐の満願成就を祈願しました。願いが叶い812年に帰国した最澄は、宇佐八幡にお礼参りに詣で、高僧のみに許される「紫衣(しえ)」を賜わったと伝えられています。その故実に則り、毎年この法華三昧が宇佐神宮御神前において奉修されています。
また来る平成30年には、神仏習合発祥の地国東半島は「六郷満山開山1300年」を迎えます。奇しくもこの年10月、宇佐神宮御神前では天台座主一代に一度のみ厳修される「法華八講(ほっけはっこう)」が斎行されることとなっています。